読書録(小説):松本清張『偏狂者の系譜』

読書録として、ブログを始めたいと思います。今年は小説をたくさん読みたいです。

 

2023年1月1日に読んだ本

新年1冊目は松本清張『偏狂者の系譜』。松本清張の「学究物」は、大学の内部を見るようです。

収録作品は「笛壺」「皿倉学説」「粗い網版」「陸行水行」の4篇。

「皿倉学説」が一番印象に残りました。

「粗い網版」は研究者としての資料収集と読み込みの感覚が伝わります。

「陸行水行」は、邪馬台国論争への偏狂的な一途な打ち込み方に惹かれました。